まず、制作に欠かせないのがこの「企画」です。

そのためには、「企画書」を作る必要があります。

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「企画書」とは、簡潔に言いますと、

「私はこういう作品を作りたいです!だから作らせてください!」

とアピールするための書類です。

 

アニメーション「新・江藤新平伝」の企画書の内容ですが、私は以下のことを書きました。

作成ソフトはWord(2010)です。

 

 

※私流の「企画書」です。「企画書」は十人十色ですので、参考としてご覧になってくだされば幸いです。

 

 

 

”アニメーション「新・江藤新平伝」企画書”の内容

 

目的

どういう目的でこの作品を作ろうと思ったかを書く。きっかけ。

 

概要

どのような制作形態か、どの規模の作品にしようと思っているかを書く。

 

 制作期間

どのくらいの制作期間で制作する予定かを書く。

 

制作メンバー概要

ここでは、どのような制作の役割があるのかをわかりやすく書きました。

 

伝えたいテーマ

作品のテーマ。某少年雑誌の「友情」「努力」「勝利」みたいなもの。

理由もつけくわえると説得力が増す。

 

制作メンバー概要

ここでは、どのような制作の役割があるのかを書きました。

 

プロット

シナリオでいう”あらすじ”にあたるもの。私は簡単な話の流れを書きました。

 

 

と、量的にはかなり少ないのですが、「学生」が中心の制作であったので、わかりやすく、かつ簡潔な内容にしました。

(企業ならば、より濃密な企画書が必要になります。)

 

また、必要なものはこれだけではありません。

 

 

 

スケジュール表

 

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(クリックで拡大)

Excelで作成。「この時期にはこの作業をする」ということを図式化しておきます。

集団制作ならば、メンバーのスケジュール把握やスケジュール調整にかなり重要なものとなるので、必ず作りましょう。

個人制作でも計画的に作りたい場合は、前もって作る方が良いです。

 

 

制作職種一覧表

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どういう制作の役割があるかを表に表したものです。

制作者はほとんどが初心者だったので、どういう風に作業をするのか、どのようなことをする必要があるのか、などを書きました。

 

 

メンバー一覧表

 

メンバー一覧(クリックで拡大)

Wordで作成。一度制作メンバー全員で集まった後に作ります。

「⚪︎⚪︎さんは作画担当なんだ。」といように、参加メンバーの把握にはかなり重要なものとなります。

私はメンバー間の連絡のために連絡先も書きました。

なお、連絡先は「その人がよく使う連絡ツール」での連絡先を書いてもらう必要があります。連絡が全員に行き届かない場合が起こり得るからです。

注意点として、「連絡先を制作関係者以外にもらさせない」のは大事です。

 

 

必要な機材一覧表

機材一覧

(クリックで拡大)

Wordで作成。これは予算や機材があるのが前提条件になります。

「この作業をするにはこれを準備しておく必要がある」という場合に作ります。

どの用途で使い、どう使用するのか、どのくらい値段がかかりそうなのか等、細かく記述しましょう

 

 

キャラクター一覧表

キャラクター一覧 (クリックで拡大)

Wordで作成。いわゆるキャラクターデザイン・キャラクター設定をまとめたものです。

(※初期設定段階なので、現在の江藤新平とはデザインが違います。)

 

「初期段階で設定がまだ定まっていないんだけど…」という人が多いと思いますが、後から設定が変わる可能性も十分にありますので、その段階の設定で大丈夫です。

 

 

 

以上の資料は枚数が多い・あるいは容量が大きいので、すべて「別紙」で配布しました。